身近な社会できらめく★女性(6)~身近な社会で輝く女性への支援事業~

大阪市では、今後社会のために何かをしたいと希望する世代や、育児中の母親の活動のきっかけづくり等を支援するとともに、現在地域のリーダーとして活躍する女性や、ボランティア団体、NPO団体との出会い・交流の機会を提供し、それぞれが持つ可能性を広げていくことをめざし、身近な社会で輝く女性への支援事業を実施しています。

身近な社会である「地域」で活躍されている方を訪ね、活動の内容、ご自身の経験談やこれから「何かを始めたい」と考えておられる方へのメッセージなどを伺いました。

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クリエイティブセンター阿波座(CCA)

上野 信子(うえの のぶこ)さん

 

取材日:平成27年3月12日(木曜日)

 

    • ホームページ

http://gbs.ur-plaza.osaka-cu.ac.jp/cca/index.php?

    • Facebook

https://www.facebook.com/pages/クリエイティブセンター阿波座/433842713370757?fref=ts

地域の元気と新しい交流を生む“未来の公園づくり”

【プロフィール】

大阪市立大学 都市研究プラザの特別研究員。大学が地域とともに研究する場として学外に開設する「クリエイティブセンター阿波座」で自身のテーマである「地域活性化」の研究に取り組む中で生まれた『アワザサーカス』が話題に。

  • 地域の財産である公園に新たな命を吹き込む活動

大阪市立大学が市内に展開するまったく新しい実践型研究施設、現場プラザ。その一つ、西区にあるクリエイティブセンター阿波座(略称:CCA)で活躍しているのが同大学の特別研究員上野 信子さんです。研究しているのは、多様な人たちが交流する「場」を通した地域活性化。その “場”を具体化したのが2013年から開催し、注目を集めている『アワザサーカス』です。

「『アワザサーカス』は、街の公園の新たな活用法を提案する中で生まれた地域交流イベントです。CCAを中心に近隣で働くクリエイターや商業者等を実行委員として、飲食や物販の出店や音楽ライブ、パフォーマンスなど、地域の人が集まり、コミュニケーションを活発にする“場”をみんなで創りました」

この活動は、メディアにも取り上げられ、2年目には2つの公園を活用した『新町・アワザサーカス』に発展しました。

「このイベントの中から新たに『思い出の古写真展』が生まれるなど、想像を超える発展に驚いています」と、上野さんは目を輝かせます。

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  • こだわり続けたからこそ生まれた“新しい公園のカタチ”

上野さんがCCAの開設と共に研究をスタートさせたのが約5年前。多様な人が交流する“場”をどのように創ればいいのだろうか?と、実際に、様々な「場」を創りながら考えてきたそうです。

「最初は毎月多様な分野のゲストを招き、交流を深める『クリエイティブ・サロン』や持ち込み企画のワークショップ等を行う『CCA OPEN!』を開催してきました」

多彩な活動をする中で、同じビルで働くクリエイターや町の人がつながっていったといいます。

そうしてCCAの目の前にある新阿波座公園を地域の広場として、住んでいる人、働いている人、異なる世代の人の交流を生む『アワザサーカス』のアイデアがひらめくことに…。

「でも最初は公園を使うことはNG。それでもあきらめきれなくて、自発的に公園の掃除をみんなと一緒にはじめたんです。次第に地域の人も関わってくれるようになり、“公園を通して地域を元気にしたい”という思いを理解してくれるようになりました。1年間続けた結果、一気に話が進んでイベントが開けるようになりました」と、開催までの道のりを教えていただきました。

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  • “場”から生まれる多様な人とのつながりは、驚きと感動の連続

「いろいろな人と知恵を絞ってつくりあげたイベントは、お金をかけた豪華なものではなく、町の人による手作り感いっぱいの物販やワークショップ、フードコートなど、盛りだくさんな内容でした。小さな子どもからシニアまで約1,000人に集まっていただき、『あまりに楽しくて子どもが帰りたがらない』という嬉しい声も聞かれました」

“公園”という空間に、“地域交流”というテーマが組み合わさることで、新しいつながりや価値が生まれることを『アワザサーカス』で実感した上野さん。研究成果が得られたことはもちろん、イベントを通していろいろな人との出会いがあったことも意義深かったそうです。

「総合プロデュースをしてくれたデザイナーや協賛の企業や学校関係者、そして地域の人など、出会った人は本当に数多くいます。その人からまた新しい人につながっていき、自分でも予想できない展開が次々と生まれていきました」

新たな出会いのおかげで、上野さんの次のいろいろな“場”づくりのアイデアが早くもカタチになろうとしています。

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【上野さんからのメッセージ】

  • 足を運ぶ、人と交流することから、すべては始まります

「その場に足を運ぶ、交流する、そして何かが生まれる…それが“場”の魅力です。CCAでは『クリエイティブ・サロン』や『コミュニティミーティング』など、いろいろな人が集まる“場”を提供していますから、一度参加してみてください。様々な立場、多様な考えを持つ人との交流を通して、視野や世界観を広げていっていただければ、自然とやりたいことは生まれてくるのではないでしょうか。そこから、地域活動の他、自分の興味のあるテーマの活動に参加していただければ、嬉しいですね。まずは、いろいろな場で新しい仲間や自分のやりたいことと出会い、可能性を広げていってください。応援しますよ!」

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