天王寺区の魅力を伝える活動や同窓会の運営などで活躍されている中越慈子さんのインタビュー

天王寺区の魅力を伝える活動や中学校では珍しい同窓会の運営などで活躍されている中越慈子さんを取材しました。

きらめく女性の応援ひろばでは、身近な社会である「地域」で活躍し、輝いている方を訪ね、活動の内容や経験談などから「輝き」のヒントを見つけます。

中越さんは、生まれも育ちも天王寺区。結婚も中学の先輩の方とされ、仕事の拠点も天王寺区という根っからの天王寺区民。地元愛は人一倍とのこと。今年61歳になり、仕事や家事に加えて介護に時間を取られる中、地域での活動で活躍を続ける中越慈子さんに「輝く」ヒントを伺いました。

 

「変幻自在にベストをつかんで」

◇何足も履いてます、わらじ(現在の活動内容①)

お連れ合いが工場機械自動化の制御ソフト製作の会社経営をされており、そこで事務・経理を担当し、これとは別に先代から続く金網・鋼板販売と、企業や団体のホームページを作成・管理する仕事を担当しています。

地域での活動は多岐に渡っています。近所の商店街「夕陽丘ストリート」やお連れ合いや子どもの出身校である「五条小校区」の情報を紹介するホームページをボランティアで作成しています。ボランティアでも商店街や地域の要望・想いに応えようと、日々進化するWebの技術を身に付けるため、若い人に混じって定期的に講習を受けています。

また、天王寺区の宝(文化・歴史・企業)を区民に知ってもらい、天王寺区で住む喜びを感じてもらおうと活動する「てんのうじ知りたい倶楽部」では、まちの魅力を再発見する「知りたいウォーク」などを手伝っています。また新たに「てんのうじ観光ボランティアガイド協議会」にも参加し、ガイド活動のスキルも向上させようと思っています。

「自分で積極的にやろうと思ったのではなく、周囲の方の『やってくれませんか』という声に応えてやり始めて、やってみると面白いという感じでずっと続けています。だんだん活動の種類も増えていきました。天王寺区の魅力を知ってもらいたいと続けている活動は、自分でも新たなまちの魅力を発見したり、仲間の活動に刺激を受けたりと、自分も成長できる機会になっています。」

◇ほっとできる場所づくり(現在の活動内容②)

まちづくり・地域活性に関する活動を行っていますが、中でも力をいれているのが出身中学校である「夕陽丘中学校同窓会」の運営です。公立中学校では珍しい伝統のある同窓会組織で、懇親会では第1期生から65期の卒業生が集まります。同中学校の卒業生にはミュージシャンのMINMIさんや、タレントの今田耕司さんのほか、落語家やタカラジェンヌなど有名人もおられるとのこと。ご自身は21期生で33歳頃から参加し、約28年に渡って同窓生の絆を深めるお手伝いを行っています。

「総会や会報誌・ホームページなどもあり中学校の同窓会としては、これほど熱心なところは他にないと思いますし、諸先輩が苦労して作り上げた同窓会の組織を後輩たちにつなげていかなくては、と言う気持ちで、毎年の会報誌「雄飛」の編集や同窓会を開催しています。

高校・大学進学、就職や結婚で地元を離れていきますが、疎遠になっても帰ってこられる場所(機会)があればという思いで活動を続けています。学校や会社と合わずに人間関係に疲れた若い人でも、歳をとった人でも中学時代の仲間にあえる会えるほっとする場所が必要なんだと思います。また、つながりを広げる場としても重要で、全体の同窓会の後で学年同窓会が開かれたりと横でのつながりも生まれています。」

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◇ルーツを知りさらに深まる(活動のきっかけと深まり)

それぞれの活動はご自身で立ち上げたものというより、周囲からの誘いが主なきっけだそう。ただ、どんどんはまっていったのはご自身と天王寺区とのご縁を知ったからとのこと。

「両親は船場の出です。ある時、叔父から江戸末期~明治にかけて本町3丁目にあった父方の家業、『内邦製蝙蝠傘販売所・駅逓局貯金預所・郵便切手賣下処』が『商工技芸・浪華之魁』という図会に載っていると知らされてびっくりしました。現在は伊藤忠商事になっていますが、社史にも『明治10年には西隣の六島発三郎氏の店を…』とあり家系図の表記と一致していました。また、戸籍を見れば、私が会ってみたかったなぁと思っていた曾祖母が同じ五条小校区でここから100mの所に住んでいたこともわかり、ますます自分は大阪・天王寺に縁が深く、ここから離れられないのだな~、と。そういった経験から地元で活動する意味を感じます。」

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◇主婦と介護(困難とその克服のポイント)

結婚すると家庭の中での家事の仕事ができて、出産すると子育ての日々。そして、子どもが離れる頃には親の介護が始まるなど、多くの女性に共通して時間の制約があります。その中でも自分のやりたい仕事や活動をしている女性は少なくありません。

「私の年代になると親の介護をしている方は多いと思います。私もこれまで、主人と私の父親2人の介護を終え、今は主人の母親を介護しています。仕事、家庭、介護、それに加えて地域の活動を行うのは難しく、今までどおりの活動ができていないのが現状です。しかし、少しでも続けるために、周囲の協力と理解を得ながらやりくりをしています。一番大事なのが家族の理解です。私が外に出ているしわ寄せが来るのは結局家族ですから。忙しいとどうしても感情が不安定になったり、体調を悪くすることもありますし、全てをやろうと孤立せずに家族と話し合って1つずつ困難を解決することが大事なんだと思います。」

◇大阪検定への挑戦(活動してよかったこと)

「天王寺区未来わがまち会議」に参加して天王寺区の魅力ある歴史や文化を未来の人たちに継承する第1分科会を担当し、天王寺区の歴史や文化の魅力を改めて知るきっかけになったそう。同会議の引き継いだ「てんのうじ知りたい倶楽部」でも年3回のウォーキングイベントなど活動を続けられています。今年から「てんのうじ観光ボランティアガイド協議会」への参加し、また大阪検定も毎年受験しています。

「イベントの開催やガイドなどの経験は、細胞に刺激を与えてもらっている感じです。天王寺区の史跡(細工谷遺跡など)など調べると、天王寺区ってすごいな、歴史・文化の宝庫だ!と思い、その魅力を知れば知るほど、それをみなさんに伝えたくなります。また歴史文化を調べたりする以外にもガイドの方法も勉強します。それから、さまざまな活動を通して得た知識を活かして『大阪検定』に第1回からチャレンジしていますので素敵な友達の輪も広がっています。現在は準1級ですが、1級を取ると大阪府立大学の大阪検定客員研究員としてテーマを決めて研究できるんです。1級なんてまだ先のことですが、今から何を研究テーマにしようかと考えています。天王寺区に特化した研究をしてみたいと思って、わくわくしています。天王寺区で最初の1級取得者になりたいです。」

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◇変幻自在に(読者へのメッセージ)

「結婚、出産、子育て、介護、置かれた状況で変化が求められるのだと思います。『こうでないといけない』としないで、変幻自在というか柔軟でいることでベストな選択ができるのではないかと思います。それと孤独になって自分一人で解決しようと思わず、周囲に協力をお願いする。そうすることでいい協力者が現れると思います。」

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今回紹介した活動以外にも町会や出身中学校の役員などさまざまな活動をこなし、仕事や介護もありながら地元愛で地域の活性化に尽力されています。地元に帰ってこられる場(機会)を守ろうと続けている同窓会運営。その活動は中越さんの地元愛の象徴的活動です。日々活動を続ける中越さんの大阪検定1級合格など今後の挑戦に期待してください。

■お問合せ先

・会社名:株式会社 中越

・会社設立:1953年7月先代が金網販売中越商店創業  1973年 株式会社中越製作所設立

1983年 株式会社中越 社名変更及びソフトウェア製作部門 設立

2002年 Webサイト制作部門 越中屋 設立

・代表者:中越 一之

・所在地:〒543-0041 大阪市天王寺区真法院町17-10

・連絡先 TEL / 06-6772-1714  FAX / 06-6773-5276

・業務内容

  1. コンピュータ・ソフト制作          3. 金網・鋼板販売
  2. Webサイト制作・管理

・ホームページ / www.echuya.com             Eメール / e_info@echuya.com

・夕陽丘ストリートwebサイト      http://www.echuya.com/yuhi_street/

・大阪市立夕陽丘中学校同窓会ホームページ    http://www.yuhi.jp/

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