チャレンジの先輩に聞く! 活動を始めるヒント Vol.1
女性の支援に携わりたい!
現在は、住宅メーカーのインテリアコーディネーターとして働いている伊藤さん。
大学では、いかなる権力にも対等に戦える司法の世界に興味を持ち法律を専攻。
その後、紆余曲折を経て、男女共同参画センターの非常勤職員として仕事をする中で、日本や世界における女性の現状と支援事業に触れ、改めて『女性のエンパワメント・支援』への関心が高まったそうです。
子どもの頃の夢と一歩踏み出すきっかけ
その後、住宅などの壁紙を扱う会社に正社員として就職し、経理の仕事を中心に担当していましたが、インテリア関係の商品の輸入などの業務に携わりながら、ふと、自分は子どもの頃からインテリアが大好きだったことを思い出しました。
小学生の頃、住宅の間取り図が掲載されている住宅販売のチラシが好きで、よく自由帳に自分で考えた家の間取り図を描いていたそうです。
卒業文集を見返すと、将来の夢は「インテリアコーディネーターになりたい」と書いてありました。
「もっとインテリアに関する知識を学びたい!」と思うようになったけれど、資格をとることには、まだ踏み切れなかったそうです。
そんな時、ヨーロッパでのインテリアの見本市への出張に同行する機会がありました。
そこで、たくさんのインテリアやインテリアに携わる人々と出会ったことが、夢にむけて一歩踏み出すきっかけとなり、出張から帰国後、本格的に学べる業界トップのインテリアコーディネーターの学校へ入学を決意。
1日3時間の睡眠時間が続く中、仕事と学校の課題を何とか両立させ、そこまで頑張れる自分に転職のゴーサインをだしました。
卒業後、在学中には、必要と感じて建築系CADの学校にも通い、卒業後、住宅メーカーに就職しました。
好きを仕事にした先にあること
現在はインテリアコーディネーターとして、新築戸建ての内装、照明、家具、カーテン等のコーディネートを担当。
お客様の理想の家造りのお手伝いをするなかで、お客様の笑顔、ありがとうという言葉が何よりの励みに。
好きを仕事にしてわかったことは、「自分が幸せになること」が「他の人も幸せにできる最初にすべきこと」だということだそうです。
迷っている人、悩んでいる人がいれば、まずは自分が幸せと感じるためにどうすればよいかを考えて欲しい。もっと自分に優しくなって欲しい。そんな想いをすべての女性に伝えていきたい。
これから手がけていきたいのは、頑張っている女性がホッとくつろげる空間づくり。ほんの少しの模様替えや工夫をすることで、心地よく過ごせる快適な空間にしていくことができます。そんな提案をしていきたいと話す伊藤さんの表情はキラキラと輝いていました。