「地域活動は実は楽しい」チャレンジの先輩に聞く!活動を始めるヒント vol.28

「地域活動は実は楽しい」チャレンジの先輩に聞く!活動を始めるヒント vol.28

増田 裕子さん(新東三国連合振興町会副会長)

地域デビューはたまたま

掃除やPTA活動、防災活動など、地域活動に関わったことがあっても、継続的に参画している女性はそれほど多くはありません。実は誰にも身近にある地域活動、その魅力を新東三国連合振興町会の副会長を務めておられる増田裕子さんに聞きました。

増田さんにが地域活動を始めたきっかけは「たまたま、振興町会の班長がまわってきて、そのなかで女性部長をすることになったから」とのこと。当時は振興町会のことはもちろん、女性部長がどんなことをするかも知らない状態だったそうですが、これも縁ということで引き受けたそうです。その後、その流れから地域福祉を有償で担う地域保健・福祉・医療ネットワーク推進員に着任しました。右も左もわからない状態であったものの、地域のベテランボランティアさんや他地域の委員さんにも助けられ、大変ななかでもやりがいも感じるようになったそうです。その5年後には、制度変更に伴い、地域活動協議会(※1)の立ち上げに関わり、総務として事務方を担うことになりました。以降、地域の地域活動協議会、社会福祉協議会、連合振興町会の役員をすることになり現在に至ります。

 

そこに住んでいる人が好き

 たまたまと言いつつも、15年以上も地域に関わる活動を続けてこられました。その理由は「そこに住んでいる人が好きだから」だそうです。とはいいつつ、住んでいる人の考え方は多種多様なのが地域。何かするときに、賛成して協力してくれる方もいれば、現状を変えたくないという方もいて、いろいろな意見がでます。地域活動の進め方のコツをうかがうと、「楽しむこと。失敗も怒られたこともあるけれど、それを含めて楽しいしおもしろい」という答えが返ってきました。反対されたときは、一旦引くそうです。今は反対しているかもしれないけれど、相手が受け入れやすいよう、説明の仕方やタイミングの作戦を練ったり、目的は変わらないけれど、方法を変えてみたりするそうです。

 

地域活動を楽しむためには 

増田さんは、何事もただ言われたことをそのとおりにしているだけでは楽しくないと考えて、地域活動のなかで意思決定の場にいる努力を続けてきたそうです。「やらされる」のではなく、自分の意思で「やる」ことに楽しさがあるそうで、「1つのやりたいことのために、もっと多くの大変なこともあるけれど、これも必要なこと」と前向きな気持ちで役目を引き受けるそうです。そして、その意思決定の場が民主的で、誰もが参加できる仕組みがあり、自分のやりたいことも他の人のやりたいこともできる場にすることを心がけてきたそうです。

 

地域活動の魅力

地域活動の楽しさは、子どもからおとなまで、すべての人々と一緒に町の未来を考え、取り組むことができることにあると増田さんは考えています。自分の住む町に深くかかわることは、煩わしさもあるけれど、人と人が関わることには、煩わしさに勝る楽しいことがたくさんあるといいます。確かに、地域のことはそこに住む人すべての人が関わることなので、その人なりの関わり方ができるはず。増田さんは、誰もが地域活動に参加できる仕組みにして、民主的な意思決定の場を作りたい、また誰もが参加しやすいために透明性を確保した活動でありたいと心がけており、町をどうしていきたいか、どうすればそこに住む人が安心して暮らすことができるかを中心に考えているそうです。

 

地域活動のきっかけはどこに?

何か地域のためになることをしたいと思っていても、きっかけが見つからないこともあります。そんな方のために、増田さんに例を挙げてアドバイスをもらいました。「まずは地域の参加しやすい行事に偵察のつもりで行ってみて、本部にいる役員の中に自分が声掛けしやすそう人を探してみること、それを繰り返して声をかけてみようかなと思ったら、話しかけてみてはどうでしょうか。」自分にとって入りやすそうな入り口を見つけたら、ぜひ中をのぞいてみませんか、とこれから何か始めたい方にエールをくれました。

※1 地域活動協議会
おおむね小学校区を範囲として、地域団体やNPO、企業など地域のまちづくりに関するいろいろな団体が集まり、話し合い、協力しながら、さまざまな分野における地域課題の解決やまちづくりに取り組んでいくための仕組み。

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