子育ては楽しい! あっという間に過ぎ去る充実した時間を、一生懸命楽しみましょう!

堀さんと娘

パートナー・家族と協力して育児・家事に取り組む男性をご紹介します。

プロフィール

  • 堀 恭平(ほり きょうへい)さん
  • 5才の女の子の父。平成29年10月に次女が産まれる予定
  • 土木施設の整備、維持管理を行う公務員

出勤時間・退勤時間・お休みについて

  • 娘を保育園に送ってから8時45分頃出勤
  • 帰宅は21時頃

家事・育児のパートナーとの割合について/妻:夫

  • 家事8:2 育児6:4(気持ちとしては5:5)

パートナーの勤務形態

  • ママの業種:金融業
  • 勤務時間:9時から16時(時短勤務)※現在産休中
  • 休日:土日祝日

 

子どものストレスを目の当たりにして親としてどうするべきかを改めて考えた

娘が2歳くらいでイヤイヤ期に突入し、妻の“許容量”を超えてしまい、妻が娘に対して機械的に対応してしまった時期がありました。

そうなると娘の不満も募る一方で、ある夜、その不満が「すごい夜泣き」となり爆発してしまいました。

なんとかその状況は乗り越えられたものの、これではマズいと思い、その後妻と2人で夜通し話し合いました。

そのとき、「これからはまず娘の気持ちを尊重しよう!」と決めたと同時に、僕は妻の不満を受け止めることを決意しました。

それ以来、娘の大爆発は避けられている気がします。イヤイヤは5歳になった今も、なくなりませんが、成長の過程だと捉えています。

子育てついて悩むこともありますが、「昨日できなかったことが今日できるようになっている」「昨日疑問に思っていなかったことを、今日は疑問に思って考えている」といった、子どもが成長する姿を毎日見られることは、育児に積極的に関わったからこそ味わえる醍醐味だと思います。

娘が、パンツの両端を持ち上げて「モデルさんになったよぉ!」と言うギャグなどを毎日見られるとか、妻が友達を自宅に招いてお茶を楽しんでいる間に私が一人で娘を連れ出し遊んで帰ってきた時に「パパが一人で娘さんの面倒を見るなんて、イクメンですね!ウチの旦那に見習わせたい」褒められることとか、そんなことはオマケだと思っています。

子供と川遊びをする堀さん
 

職場の理解を得るのは簡単ではないが、育児に参加したいことを積極的に話す

10月に第2子が産まれるため、「育休を取得したい」と、上司や同僚にはかれこれ半年前くらい前から相談をしてきました。最初は、育休の話をするとまず総じて

「え? どうせ母乳をあげるのは奥さんだけなのに、なんで仕事休んでまで君が赤ん坊の面倒を見るの?」

というような反応が返ってきていました。

もちろん、僕の育休取得によって一番負担がかかるのは直属の上司や同じ班のメンバーですので、出産時期前後に考えられる仕事のスケジュールと育休の取り方についてミーティングを重ね、また、折々で妻の体調や子どもの成長について話をするなど、育休に対して少しでも理解してもらえるよう努力してきました。

すると最近、すこし風向きが変わり、「協力してやろう!」という雰囲気になってきました。職場の理解を得られたことは本当にうれしく、復帰後はこの経験を活かして必ず恩返しできるようにしていきたいと思います。

 

夫婦で気になることがあればお互いきちんと伝えるを家庭のルールに

我が家には、夫婦間で心がけていることがひとつあります。それは、気になることがあれば内に溜め込まずにできるだけ相手に直接言う、ということです。

察してほしい、では相手に永遠に伝わりません。

これは僕が、空気を読むとか、察する、というのが、昔から苦手だったため、結婚する前に僕から妻にお願いしていたことです。
もちろん、僕自身もすぐ気になることは言うようにしています。家事にしても、育児にしても、言わなくても分かってほしいと思うのではなく、言いたいことはきちんと伝えるべきだと思っています。

子育てにおいては、子どもがチャレンジした結果であれば、どんな失敗をしても(できるだけ)怒らないということを心掛けています。

失敗にすることまで含めて楽しんでおいで! という気持ちで接することにしています。

これは、僕自身が初めて育児に臨むにあたって、自分なりに勉強し、1つの結論として出した考えです。

勉強に際しては知識に偏りが出ないように、様々な視点、ジャンルの育児本を読むように心がけました。
佐々木正美さんの「子どもへのまなざし」、小崎恭弘さんの「わが家の子育てパパしだい!」等の学識者の本から、東村アキコさんの「ママはテンパリスト」、逢坂えみこさんの「育児なし日記vs育児され日記」等の育児マンガ、浜文子さん「母になったあなたに贈る言葉」、MINMIさん「キセキ」等の詩集やエッセイ、黒川祥子さん「誕生日を知らない女の子」等の虐待児童を追ったドキュメンタリー、他にも、モンテッソーリやシュタイナーの本等も読みました。

最も共感したのは、植松努さんの「教育というものは死に至らない失敗を安全に経験させるためのもの」という言葉で、これが自分の中の指針になっています。

ウマと堀さん親子
 

子どもの成長に関わることは、とっても楽しい、親としての「仕事」である

子どもの成長はあっと言う間ですので、男性が家事や育児に取り組まないのはとてももったいないことだと思います。

「仕事が忙しくて時間がない」という男性は多いでしょう。
しかし、1週間ぶりに会った子どもが、知らないうちに歩けるようになっていた、喋れる言葉がものすごく増えていた、など、子どもの成長の瞬間は見逃すともう二度と見ることができません。

また家事・育児に参加せずに一生懸命やってきた仕事は、いつか「退職」という形でリタイアする日がきますが、子どもや奥さんとの関係はずっと続いていきます。

実際に体験するとわかりますが、子どもの成長に関わることは、とっても楽しい、親としての「仕事」です。

もちろん仕事も大事ですが、その両方を充実されるように努力してみるのも、良いかもしれませんよ!

子どもは目に入れても痛くない? いえいえ激痛です! 大暴れしてても、寝てしまえば天使のような寝顔に疲れは吹き飛ぶ?
いえいえ、吹き飛びません(笑)

でも、そうやって体当たりで真剣に子どもと関わると、明日もその次の日もこの子のことを見ていきたいと思えます

だから子育ては楽しい! あっという間に過ぎ去る充実した時間を、一生懸命楽しみましょう!

ようこそ、大変で楽しい育児の世界へ!
パラグライダーをする堀さん家族

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