3児のママがお伝えします!8年間の専業主婦の期間を経て、柔軟な働き方を実現。私のキャリアストーリー

8年間のブランクを経て専業主婦から社会復帰し、これまでの就業経験を活かして、ベビーマッサージ教室や親子教室、イベント託児の運営、イベントの主催、ママ向けの防災講座の講師など幅広い活動をされている仲松みつえさんをご紹介します。

 

わが子と過ごす時間を長く作りたかった専業主婦時代

私は大学を卒業後、幼稚園や保育所に8年間勤務し、第一子の妊娠を機に退職しました。仕事をしていた時から、子育てに専念したいという希望がありましたし、そのことが許される環境に感謝して、思い切って退職をしました。

高校時代、進路相談で「将来一番なりたいのはお母さんです!」と真剣に答えるほど、“お母さん”は私の憧れでした。保育士という職業を選んだのも、日々の暮らしで子どもを育てたいという思いが強かったからかもしれません。

念願が叶って3歳ずつ歳の差のある3人の子どもたちの“お母さん”になることができ、約8年間専業主婦として過ごしました。
仲松みつえさんと子供たち

 

私、何して働くのかな?

一番下の息子が一歳を過ぎた頃、漠然と「この子が幼稚園に入園したら私は何をして働こう・・・」という思いが浮かび上がってきました。息子が幼稚園に入園するタイミングで復職しようとは前々から思っていました。

当初、『週2回、4時間勤務で働きたい』と思い、パート勤務できる保育園に複数応募しましたが、みごとに全て不採用。勤務条件が合わなかったのです。希望する時間で働くのは難しいのだろうか、でも私にはまだ幼い子どもがいる。なんとかして、自分が納得できる働き方を見つけようと模索し始めました。

再就職セミナーで仕事をゲット!

たまたま図書館においてあるチラシで託児付きのママ向け再就職セミナーがあることを知り、息子を連れて初めて参加しました。

2時間ほど息子を預かっていただいてセミナーを受けたのですが、預かってくださった保育スタッフさんをみて、この仕事なら私の勤務条件に合うのではと思い、「私も託児のお仕事がしたいです!」とスタッフの方に勇気を出してお声がけさせてもらいました。

このことがきっかけで、イベントの託児スタッフとして月に2〜3回、4時間ほどではありますが、仕事をスタートすることになりました。

 

ベビーマッサージ教室をスタート

息子が幼稚園に入園すると同時に、自宅やフリースペースをお借りして、【親子のふれあいサロン バンビーノ】というベビーマッサージ教室をスタートしました。
ベビーマッサージ教室の様子

・幼稚園や保育所での勤務、3人の子育ての経験を活かして、乳幼児の親子を対象に何かお役に立ちたい
・親子の居場所、コミュニティづくりがしたい
・ママにはもっと子育てを楽しんでほしい
・ママがホッとできる場をつくりたい
・自分のペースで仕事がしたい
などの思いを込めて、自分のペースで働くことができる職場環境を自ら生み出し、やりがいのある仕事をしよう!という気持ちでスタートしました。

ベビーマッサージ教室を開講したことを皮切りに、大阪市を中心に、子育て施設やPTA講座で、講師として防災講座に登壇したり、子育て支援事業の遊びの広場のスタッフの仕事もしたりと、子育てに関わる仕事に携わってきました。
防災講座での写真

 

現在の働き方

現在は、株式会社アカデミーシェアリング総務部で、時短でありますが正社員として秘書等の業務に従事しています。
「意欲のある女性が活躍し続けられる組織づくり」「仕事と生活の両立(ワーク・ライフ・バランス)支援」「男性の家庭参画」について積極的に推進する企業として認められる「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証をいただいている会社です。
大阪市女性活躍リーディングカンパニー

こちらの会社は、ベビーマッサージ教室を開講するときに指導してくれた、私の師匠であり、憧れでもある桑原あずささん(※1)が設立された会社で、「一緒に働いてみませんか?」とお誘いいただき、2022年より勤めております。
業務内容にもよりますが、場所も時間も柔軟に選択できる働き方ができる会社ですので、子育てや介護とも両立ができています。

これまで取り組んできた子育て支援だけでなく、代表のラジオ番組の運営に関わることや、会社経営のための事務や庶務などの役割も任せてもらっております。
また、新しいプロジェクトにもチャレンジできるので、仲間とわくわくしながら、やりがいを感じています。フレキシブルな働き方を実現しながら、多岐にわたる業務を経験させてもらい、充実した日々を送っています。
仲松みつえさんと仕事仲間の女性

また、夫婦の会話も、子どものことばかりだった頃に比べると変化を感じます。私よりも長く社会で働いてきた夫から、書類の書き方や言葉遣いなどアドバイスをもらうこともあります。私の働き方を理解してくれている夫への感謝の気持ちも溢れます。

(※1)桑原あずさ:株式会社アカデミーシェアリング 代表取締役。講師業・ラジオパーソナリティ・MC業の他に、子育て世代が集まるコミュニティの運営も行っている。

 

最後に

専業主婦から復職し、私なりに子どもの成長に合わせた働き方を選んできて、今年でちょうど丸10年になります。
自分の価値観を信じて決断してきた選択・行動の積み重ねで、今の働き方に至り、とても満足しています。

仲松みつえさん
小さかった子どもたちも、高校三年生、中学三年生、小学六年生となり、今年はトリプル受験を迎えますので、子どもたちに寄り添う時間を大切にしたいと思っています。

そのような暮らしの中で、ますます大きくなる子どもたちに合わせ、私自身の働く時間も今後ますます増えていくことを思うと楽しみばかりです。
これからも、家族を大切にしながら、自分自身の価値観を信じて、幸せな暮らし方・働き方を選択していきたいと思います。

仲松みつえ
尼崎市武庫之荘の幼稚園、大阪市立保育所などで合わせて約8年勤務。第1子妊娠と共に退職し 8年間専業主婦として過ごす。
現在はフリーランス保育士、親子のふれあいサロンバンビーノ代表、ママふぁん関西理事、ほくせつ親子防災部での役職を務めながら、大阪市女性活躍リーディングカンパニーである株式会社アカデミーシェアリング総務部で代表の秘書としても勤務中。
子育てに関する全般的な相談にも応じている。

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