大阪観光ボランティアガイド協会 副理事長荒井孝子さんインタビュー

大阪観光ボランティアガイド協会

地域において、活躍されている女性の活躍をご紹介します。

 

荒井孝子さん (大阪観光ボランティアガイド協会/副理事長)

子どもが手を離れて一段落し、何か社会に役立つことをしようと考えていた頃、知人よりボランティアをするといいと勧められたので、たまたま見た広報紙に掲載されていた「大阪観光ボランティアガイド協会(現NPO法人大阪観光ボランティアガイド協会)」の募集に応募し、採用されました。

現在は、家事をしながら、観光ガイドとして活動し、同NPO法人の副理事長を務めています。

 

インタビュー

1.大阪観光ボランティアガイド協会を知るきっかけは、何でしたか?

毎月発行されている大阪市の広報紙(掲示板)です。

読んでみると、観光ボランティアガイドの募集があり、締め切りの前日でした。

応募動機などを書いた小論文を提出する必要があり、原稿用紙に書いて慌てて速達で提出したことを覚えています。

 

2.もともと大阪市内の歴史や観光スポットについて詳しかったのですか?

いいえ、まったく詳しくなかったんです。
動機が、なにかボランティアをしたいというもので、たまたま見つけたのが「大阪観光ボランティアガイド協会」だったのです。

最初の研修時、大阪城に行きましたが、周りの方はすごく勉強されて来ているのに、私はいま大阪城の外堀にいるのか内堀にいるのか、帰り道さえ分からなくなったくらいなんです。
大阪城の内堀

こんな感じだったので、ガイドを始めた1〜2年は大阪市内を自転車で走りまわって道を覚えました。

5年たった今でも、ガイドをするときには自転車で下調べをすることもありますよ。

 

3.大阪観光ボランティアガイド協会では、どのようなお仕事をされていますか?

天守閣横の詰め所
▲大阪観光ボランティアガイド協会 天守閣近くの詰め所

私は、2011年から、観光ガイドとして、来阪されるお客様に大阪城内をメインに、ミナミやキタの街歩きやその他要望にあわせたコースをガイドしています。

2016年は、NHKの大河ドラマの影響で真田幸村にゆかりのある三光神社(天王寺区玉造本町の宰相山公園にある神社)や、その他の関連する場所へのガイドの依頼が非常に多くなっており、特別にリーフレットも制作しています。

また、協会の歴史をつなぐ役割を担っていると考え、副理事長を引き受けて協会の運営にも携わっています。

 

4.実際にやって良かった思えることは何ですか?

ガイドをさせて頂いた方にお礼の言葉や、時にはお手紙を頂いたりすることがあり非常に嬉しいです。

観光ガイド活動を通して、幅広く色々な土地、職業の方々にお会いできてお話することで、ボランティアで報酬はありませんが、非常に得るものが多いと感じています。

 

5.ガイドをする中で、どんなことに力を入れていますか?

お客様の要望に応じて、同じコースでも変化を持たせています。
また、コース内にあるスポットも変わっていたりすることもあるので、事前に確認することは怠らないようにしています。

とにかく、一期一会の心を大事に、ガイドを楽しんで大阪での旅の思い出を沢山持って帰っていただけるように心がけています。

 

6.普段は何をされていますか?

普段は、自宅で家事をしたり、協会の事務手続きをしていたりします。

NPO法人になってから、様々な事務手続きが増えて忙しくしているので、家族はびっくりしています。

気楽な老後ではないかもしれませんが、これも協会を維持するための役目だと思ってやっているので、やりがいもあり充実しています。

 

7.事業を知らない方、これから利用される方にメッセージをお願い致します。

大阪観光ボランティアガイド協会は平成9年に設立した団体です。

会員は大阪城を拠点にガイド活動に力を尽くしております。

発足以来90万人を超えるビジターをご案内し、NPO法人化後も更に広く皆様に知っていただけるようガイド活動に励んでおります。

大阪観光ボランティアガイド協会のホームページでは色々な、大阪市内のコースをご紹介しておりますので、是非、ご予約も含め大阪探訪にご利用ください。

 

8.おすすめのスポットがあればお教えください。

天守閣
大阪城内の日本庭園の池を通して望む天守閣です。

 

ボランティアガイドにご興味のある方にメッセージをお願い致します。

荒井孝子さん
是非、弊協会ボランティアガイド活動の扉を開けてください。
あなたの一歩があなた自身の人生の楽しみを増やし、地域貢献の輪を広げ、大きな力になると思います。

 

地域での活動に興味がある方へ

地域活動といっても、ボランティア活動を自治会や町内会での活動など、さまざまな活動があります。
小さなことからでも参加してみてください。

新たな活動により、人との交流が増え、新たな考え方に触れて、より充実した生活にもつながるのではないでしょうか。

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