【帝人株式会社】勤続年数18年で、8歳と6歳のお子さんを持つ女性社員のリアルな声をご紹介

平成28年度「大阪市女性活躍リーディングカンパニー市長表彰」最優秀賞受賞企業である帝人株式会社でご活躍の女性社員のリアルな声をご紹介します。

▼平成28年度「大阪市女性活躍リーディングカンパニー市長表彰」

大阪市では、女性にとって働きやすい職場環境の整備に積極的に取り組む企業等を、市が認証する「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証を実施しており、認証企業の中から、先進性に富む、あるいは地道な努力を続けておられる企業等を表彰しています。

 

帝人株式会社に勤務している方の声

回答していただいたのは、帝人株式会社でご活躍中、勤続年数18年目、8歳と6歳のお子さんのお母さんでもある方です。

 

Q1:出産を経て復職後、育児と仕事をどのように工夫して両立しておられるか、具体的にお聞かせください。

→A1:まずは家族の協力が何よりも助かっています。
夫と夫の両親、そして私の両親の協力があってこそ、これまで両立することが出来たと感謝しています。

夫の両親は電車で約50分ほどの所に住んでいますが、週に1~2回、私か夫のどちらかが帰宅するまで、子ども達を任せています。
夫の両親も孫と遊ぶのをいつも楽しみにしている様で、喜んで手助けしてくれています。

夫の平日の帰宅時間は遅いですが、出来る限り育児と家事に協力してくれています。
土日に子どもの勉強をみるのも、公園で遊ぶのも全て夫に任せ、私はその間に溜まった家事とやり残した仕事に専念できています。

そして長期休暇になれば、私の母に2週間ほど住み込みで子どもの世話をしてもらって、大変助かっています。

また、夫婦間ではスケジュール管理表を作成し、共有しています。
結婚当初から続けている事ですが、毎月家族4人のスケジュールを表にまとめ、夫とEメールで適宜修正しながら共有しています。この表に夫の両親、私の母の主なスケジュールも加えています。

このように全員のスケジュールを「見える化」することにより、残業や出張などの場合は、家族の誰かに早々に打診でき、安心して勤務できています。

そして、以前、女性活躍セミナーに参加した際、「自宅と職場と保育園は30分圏内にするといい」との講演があり、自宅を購入する際に通勤時間や距離を換算しました。
出社ギリギリまで家事に専念できることで、ストレスが軽減され、仕事と家庭の両立ができています。

 

Q2:今までに両立が大変だと感じられたことはありますか?それをどう克服されましたか。または役に立った社内での制度や理解があれば具体的にお聞かせください。

→A2:まずは、子ども達の幼稚園時代に苦労しました。
待機児童の問題で保育園に入りにくく、子どもの希望もあり、思い切って2人とも幼稚園に通わせました。
幼稚園は延長保育で6時半まで預けることができましたが、親が参加する幼稚園行事や役員業務、早帰りの対応などが大変でしたが、社内制度である「育児短時間勤務」、「フレックスタイム制度」、「時間単位年次休」、「在宅勤務制度(週2日まで)」など、出来る限りの制度を活用し、無事乗り切ることが出来ました。
また、私の父の介護時に大変だと感じた経験があります。子どもが4歳と2歳の時、実家の父が膵癌で余命6ヵ月と宣告を受けました。
私は大阪、父は北海道で生活をしていましたが、父と接する時間を少しでも作ろうと、毎月、子ども達を連れて北海道に帰省しました。
当然、仕事にも生活にも余裕はありませんでした。
さらに父は、自宅療養を希望したため、私も北海道に帰省して介護することとなり、社内制度である「介護休暇」、「育児休暇」などを使い切った後、3ヵ月の「介護休職」を取得し、子ども達と共に父を看取ることが出来ました。この間、その当時の上司、先輩など周囲の方々が温かくフォローして下さり、乗り切ることができました。
今でも心の底から、本当に感謝しています。

 

Q3:母として、働く女性として、今後の目標があればお聞かせください。

帝人リアルな声
→A:母としての目標は、女の子二人の子どもに「将来、お母さんの様な女性になりたい!」と思ってもらえるように、少しでも素敵な女性をめざして努力していきたいと思います。
また、働く女性としての目標は、育児も家事も仕事も、それぞれで楽しみを見出しながら過ごしていくことです。
私が楽しそうにしている姿を見て、後輩たちが少しでも「前向きでいいな!」「何役もこなす姿を見ていると、パワーをもらえる!」と思ってくれればと願っています。

 

女性の活躍を推進する企業

女性の活躍を推進する企業で活躍している方は、仕事と育児を両立するために一人ひとりが様々な努力をし、母としても、女性としても目標を掲げ勤務しておられます。

働き続けられる企業が増えることで、社会での女性の立場も変化することと思います。

 

企業の皆様へ

大阪市には、結婚・出産など置かれる環境が変わっても働き続けたいと考える女性が多く暮らしています。

そういった女性が活躍できる環境を整えることで、これまで培ってきた知識や技術を経営や企業の活動に活かすことが可能です。
これからの少子高齢化社会における経済の活性化には、女性の活躍促進が不可欠です。

大阪市では女性の活躍促進に向け社会全体で取り組んでいくことをめざし、多くの企業等の申請をお待ちしております。

申請方法は、大阪市ホームページ「『大阪市女性活躍リーディングカンパニー』認証への申請」をご確認ください。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Follow me!