【株式会社大西】「チームWomen」発足!女性が活躍するための社内の取り組みをご紹介

平成28年度「大阪市女性活躍リーディングカンパニー市長表彰」最優秀賞受賞企業である株式会社大西では、どのような制度を設けることによって女性活躍を推進しているのかご紹介します。

▼平成28年度「大阪市女性活躍リーディングカンパニー市長表彰」

大阪市では、女性にとって働きやすい職場環境の整備に積極的に取り組む企業等を、市が認証する「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証を実施しており、認証企業の中から、先進性に富む、あるいは地道な努力を続けておられる企業等を表彰しています。

 

株式会社大西での取り組み例

株式会社大西では、女性活躍推進の取り組みとして〜女性活躍推進プロジェクト〜「チームWomen」を発足させ、「働きやすい会社」から「働きがいのある会社」へをスローガンとして、

  1. 女性自身の意識改革
  2. 機会・環境作り
  3. 組織風土改革

の3つの課題を柱として取り組みを持続しておられます。

 

平成25年発足「チームWomen」

発足後4年目にあたる現在、7名のメンバーで月1回のミーティングを実施しておられます。
その中で、課題を設定し従業員アンケートを実施したり、個別にヒアリングをしながら、女性社員の声を集めて課題解決に取り組んでおられます。

意識改革の場として、キャリアデザインセミナー、キャリアについての意見交換会、座談会などを実施し、意欲ある女性が活躍し続けられる組織と仕組みを構築しておられます。

例えば、勤務地を限定し基幹職(課長・チーフ相当職)業務に携わるコースを新設したり、平成28年度からは昇格要件を満たして休職に入り、その後2年以内に復職した場合は、本人希望によって復職後すぐに昇格試験の受験が可能となりました。

実際のところは休職前に昇格試験を受験するケースが多く、復職後すぐに昇格した社員はまだいませんが、ライフイベントを迎えるにあたり昇格をあきらめることなく、個人個人でキャリアプランを描けることに繋がっています。

 

仕事と生活の両立を〜ワーク・ライフ・バランス支援〜

ワークスタイルの好循環(ワークライフスタイル)を実現するために、平成22年4月より毎週水曜日と土曜日に「ノー残業デー」を設け、閉館時間を19時とし、業務上よほどの理由がない限り定時で終業するよう周知しています。

導入当初はなかなか浸透しませんでしたが、現在は多くの社員が「ノー残業デー」を意識して、退社するようになっているそうです。

水曜日に飲み会を設定したり、お稽古事に通うなど、勤務後の限られた時間を有効に楽しむ社員も増えてきているそうです。

今後は対象曜日だけ定時終業の実現ができればよいという考えではなく、ワークスタイルの好循環を実現する”きっかけ”作りとしても、更なる対象曜日の拡大をめざしておられます。

そして、平成29年9月より

  • 育児時短勤務の期間拡大(小学校3年生まで)
  • 介護短時間勤務の期間拡大(介護事由解消まで)
  • 傷病治療に伴う短時間勤務の導入(事由解消まで)

以上3点を改訂予定とし、ますます仕事と生活の調和を図り、男女問わずイキイキと働くことのできる環境の整備を行っていかれます。

 

今後の取り組み目標

担当者に今後の目標をうかがいました。

人生においてはライフイベント、出産や子育て、介護などで仕事から離れなければならない時があります。

男女問わず本当に優秀な人材に働き続けてもらうためには、こうしたライフイベントを当然のこととして理解し、組織としてカバーし合う風土が必要です。

全社的にそうした風土が根付いているかと言うと、まだ道半ばだと感じています。

組織として、より女性を活かす、あるいは多様な働き方を認め合う、そうしたことが当たり前にできる風土を作っていきたいと考えています。

また、独自に作成した「子育てハンドブック」等を通じて、両立支援制度の周知を継続し、女性だけでなく、男性にも積極的に育児参加してもらうことが当たり前にできるような環境作りをめざしていきたいと考えています。

 

企業の皆様へ

大阪市には、結婚・出産など置かれる環境が変わっても働き続けたいと考える女性が多く暮らしています。

そういった女性が活躍できる環境を整えることで、これまで培ってきた知識や技術を経営や企業の活動に活かすことが可能です。
これからの少子高齢化社会における経済の活性化には、女性の活躍促進が不可欠です。

大阪市では女性の活躍促進に向け社会全体で取り組んでいくことをめざし、多くの企業等の申請をお待ちしております。

申請方法は、大阪市ホームページ「『大阪市女性活躍リーディングカンパニー』認証への申請」をご確認ください。

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