「同志からの学びも自分のプラスに」チャレンジの先輩に聞く!活動を始めるヒント Vol.30
上尾トモエさん
(栞アロマテラピー代表、芳香療法インストラクター)
クレオ大阪との出会い
上尾さんのクレオ大阪との出会いは2018年にクレオ大阪東で開催された「プロ講師になろう塾」でした。当時は、アロマテラピストの資格を生かして講師をしたいけれど、始め方がわからないという段階だったそうです。受講後は女性チャレンジ応援拠点に通うようになり、アドバイスを得ながら、コンセプトや企画書の作成などに取り組み、着実に活動を前進させています。
「必要な人に届けたい」という思い
上尾さん自身も仕事の繁忙期などに体がつらくなることがあったそうですが、アロマテラピーの薬理作用を活用することで、自分でコントロールできることや対処法が増え、生きづらさが減ったそうです。だからこそ、何らかの「しんどさ」を抱え、解決法を必要としている人たちにアロマテラピーを届けたいと考えていたそう。そのためには、香水のような嗜好品のイメージではなく、香りをストレスマネジメントにうまく活用して「しんどさ」というマイナスをゼロに軽減したいという思いから、「芳香療法インストラクター」という肩書を自ら考え、使っているとのことです。
「クレオ生まれ、クレオ育ち」
嬉しいことに上尾さんが「クレオ生まれ、クレオ育ち」と名乗ってくださいました。アロマテラピーを学んでいるときから屋号を決めているほど真剣に学んでいたものの、講師になることはまだどこか夢物語だったそうです。それが「プロ講師になろう塾」を経て、女性チャレンジ応援拠点に通うことで、ミニサロンを開催したり、講座の講師を務めたりと、徐々に活動を具体化していっているそうです。「やりたいことがあっても、絶対できないと思っている人もいるかもしれません。確かに一人では難しいかもしれませんが、やる気や熱意を持って頑張っている人には、どうにかしてチャンスを作りたいといろんな人が力を貸してくれるのがクレオです」と言ってくださいました。
人とのつながりからの得る学び
上尾さんにとって、女性チャレンジ応援拠点はコーディネーターからだけでなく、同じ利用者から学びを得る場になっているそうです。拠点の利用者は、活動分野も活動段階もさまざまな方です。自分の活動に真剣に取り組んでいる方たちと一緒に話を聞いているうちに、活動は違えど同志のようなつながりが生まれ、同志の方の活躍は自分のことのように嬉しくなるそうです。それは刺激にもなり、自分も頑張らないとという前向きな気持ちになるといいます。何らかの専門性を持ち、自分の活動を頑張る女性たちの話を聞くことで、自分の専門性の幅が広がったり、興味や視野が広がったりします。活動分野は違っても、直面する問題や行き詰り方は共通するものがあり、違う分野の方の話だからこそ、多様な考えに触れ、志向の違いを知ったりすることで、自分の業を改めて考える機会になるそうです。
女性のみなさんに向けて、「自分はこれがやりたいという思いや熱量があれば、迷っているときはしんどさもあるけれど、がんばれるような方法を女性チャレンジ応援拠点では教えてくれます。思っていることが実現するかしないかは、自分が最初の一歩をふみ出すかどうかです」とエールをくれました。