平成27年度「大阪女性活躍リーディングカンパニー市長表彰」最優秀賞受賞企業の大阪ガス株式会社でご活躍中の女性社員のリアルな声をご紹介します。
▼紹介記事
平成27年度「大阪市女性活躍リーディングカンパニー市長表彰」受賞企業と、その選考ポイントのご紹介
認証企業の中から、先進性に富む、あるいは地道な努力を続けておられる企業等を表彰しています。
大阪ガス株式会社に勤務している方の声
今回アンケートに回答していただいたのは、大阪ガス株式会社でご活躍中、勤続年数7年目、1歳9ヶ月のお子さんのお母さんでもある方です。
Q1:今までに仕事と育児の両立が大変だと感じられたことはありますか?また、それに対して、ご自身でどのように工夫されていますか?
→A:「夫婦間での協力」「外部サービスの活用」
「夫婦間での協力」については、夫婦で家事・育児の役割分担をしており、互いにストレスなく、仕事ができるようにしています。
残業や予定(宴会等)も事前にスケジュールを合わせて対応しています。
業務の都合上絶対に休めない日などは、どちらが対応するか、また、対応できないときはどうするか等相談しています。
「外部サービスの活用」については、「病後児保育」「ファミリーサポート」に登録し、活用しています。
互いの両親には頼れない環境にあるため、夫婦で対応できない場合のバックアップ体制を整えています。
Q1-1:役に立っている社内での制度や理解があれば具体的にお聞かせください
→A:昨年から導入された時短フレックス制度。
以前は時短を取る場合、「毎日時短を取る」「残業はできない」という制限がありましたが、昨年からの新制度により、時短を取っていても、決められた勤務時間の枠内であれば、ある程度柔軟な勤務が認められるようになりました。
これは、業務が立て込んでいて少しだけ残業したい時や、子どもの通院等で遅刻・早退をしたい時に大変ありがたい制度です。
※旧制度では、時短勤務者にはフレックスが認められず、半休もしくは有休を取ることで対応しなければなりませんでした。
Q2:母として、働く女性として、今後の目標を聞かせください。
→A:母として・・・子どもを一人前に育てることはもちろんですが、私自身が子どものロールモデルになれたら、と思っています。
「私もお母さんのようにお仕事を頑張りたい」と娘に言ってもらえることが私の夢です。
また、私が仕事を通じて得られた知見を、娘が進路を決める時、仕事を決める時などに、一つの視点として役立てることができればと思います。
働く女性としては、育児をしながらの仕事は時間に制約もあり、出産前と同じようにはできません。
そのため、どうしても「私には家庭があるから、この仕事はできない」というハードルを設定してしまいがちです。
しかし、幸い、当社には以前から「性別に関係なく仕事を任せる」という良い風土があり、家庭と仕事の両立をしながら活躍されている先輩社員もたくさんいらっしゃいます。
「今の私には何ができるか」ではなく「何をしたいか、今後どうなりたいか」という視点を常に持ち続け、「チャレンジしてみたい」と思う仕事には、臆することなく挑戦してみたいです。
社会人として、そのような仕事を通じて、成長していけたらと思っています。
Q3:育児と仕事を両立するために、さらにどのような支援があればさらに働きやすいと思われますか?
→A1:家事代行やベビーシッター等、外部サービスを活用するための費用面でのサポート・・・
私の場合、平日に互いの両親のサポートを受けるのは難しい状況です。(両親共仕事をしている、遠方に住んでいる)
そのため、夫婦でカバーしきれない部分をサポートしてもらえるサービスの斡旋や費用補助があればありがたいです。今も一部福利厚生メニューとしてありますが、認知度はあまり高くないのではないかと感じています。
→A2:育児休業中の自己研鑽のためのサポート(機会提供、費用補助)・・・「職場復帰後、スムーズに業務に戻れる」「育休機会にスキルアップすることで、有用な人材になる」という観点から、自己研鑽のサポートがあれば良いと思います。
私自身、育休中に今後のキャリアについて考え、「そのためにこの能力をつけておきたい」という思いがたくさん出てきました。
育児をするために育休をいただいているので、子どもにしっかり向き合うことはもちろんですが、それだけではもったいないと感じています。
育休中に自己研鑽をしていれば復帰後もスムーズに業務に戻れるでしょうし、モチベーション高く働くことができると思います。
そのような機会の提供や、講座受講料の補助等あれば良いと思います。
女性の活躍を推進する企業
女性の活躍を推進する企業で活躍している方は、仕事と育児を両立するために一人一人が様々な努力をし、母としても、女性としても目標を掲げ勤務しています。
働き続けられる企業が増えることで、社会での女性の立場も変化することと思います。
企業の皆様へ
大阪市には、結婚・出産など置かれる環境が変わっても働き続けたいと考える女性が多く暮らしています。
そういった女性が活躍できる環境を整えることで、これまで培ってきた知識や技術を経営や企業の活動に活かすことが可能となります。
これからの少子高齢化社会における経済の活性化には、女性の活躍促進が不可欠です。
大阪市では女性の活躍促進に向け社会全体で取り組んでいくことをめざし、多くの企業等の申請をお待ちしております。
申請方法は、▼こちらをご確認ください。
大阪市ホームページ「『大阪市女性活躍リーディングカンパニー』認証への申請」
関連記事