「お気に入りが生活のそばにある幸せを伝えたい」チャレンジの先輩に聞く!活動を始めるヒント Vol.26

 

お気に入りが生活のそばにある幸せを伝えたい


松林 多鶴さん
(ア・コテ・ドゥ代表 ラ セラミック ドール クリエーター) 

ダブル介護の疲れを癒してくれた、自分の作品

 花びらから茎まですべて陶器でできた「セラミックフラワー」。やさしい色彩でインテリアとしてはもちろん、アロマオイルを一滴垂らせば、いい香りが広がるお部屋のディフューザーとしても使える優れもの。これは「セラミックドールクリエーター」として活動中の松林さんが開発したオリジナル商品です。

松林さんは、ヨーロッパ伝統の陶磁器人形の「レースドール(セラミックドール)」を創作販売する会社を起業し、その魅力を発信する活動をされています。高度な技術で作られた人形のレースのドレスは、触れるまで陶器とは思えない繊細さ。ウェディングドールなど、特別な日の記念にも喜ばれているそう。

現在の活動をされる前は、創作作家として25年以上のキャリアがある松林さんでしたが、同時に2人の家族の介護をするなどで多忙を極め、活動からは7年間ぐらい遠ざかることに。いつ終わるとも知れない介護、外出もままならない生活の中で、心の癒しとなったのが絵画や音楽、アロマ、そしてリビングに飾ってあったご自身の作品でした。やがて、自宅に残っていた粘土とアロマを組み合わせることで何か新しいことにチャレンジ出来ないかという思いを持つようになったのが、活動を再開するきっかけだったそうです。

拠点は、自分の思いを話せる場所

女性チャレンジ応援拠点との出会いは、そんな頃。引っ越してきたばかりでご近所を探索中にクレオ大阪中央を訪れたときのことです。拠点のスタッフに「お話ししていかれませんか?」と笑顔で声をかけられ、作品作りへの思いや、やりたいこと、介護の大変さなど、1時間近く話しました。「話す準備は何もしていなかったのに、なぜか私はここ(拠点)に入らなくっちゃと思いました。不思議ですね。」と松林さん。

具体的な起業の相談をしたいのであればと、中小企業診断士であるコーディネーターが担当する水曜日を紹介され、早速次の週に訪問。「ほんとうにやりたい事は何か」自分自身を問い直す質問を投げかけられ、「自分でなんとかしたい」という思いがあった松林さんは、その後毎週のように来室し、アドバイスを得つつ事業コンセプトやネーミング、名刺などのコミュニケーションツールの作成などに一生懸命取り組んでいきました。

「拠点との出会いがなかったら、今の私の活動はなかったと言っても過言ではないくらい。とても感謝しています。自分では気づかないアドバイスを頂けるので、次にお会いするまでに何か答えを出せるように頑張っています。」と松林さんは言います。

やりたいことをあきらめないで!

拠点のイベントやクレオ大阪東で実施されている「プロ講師になろう塾」も受講され、初来室からおよそ1年半の間に新商品を開発し、昨年(2019年)10月には伝統のある大阪工芸展にみごと入選。今年(2020年)1月に開業届を提出し本格的に始動、大手の通販会社の雑誌の表紙を飾りました。

拠点を訪れた人の活動の状況を聞くことも刺激や励みになっているそうで、時には同席した人から、商品への感想やアドバイスをもらえることもあるとか。

これから何かにチャレンジしたい人へ「かつての私のように、やりたいことをあきらめかけている人も多いはず。何か始めて、たとえ失敗したとしても、人とのつながりや生き方など絶対に何か自分に残ります。」とエールをもらいました。

昨年入選だった工芸展に来年は入賞することや、セラミックドールの教室を開くことなど、コロナ禍でも今後の目標に向けて着実に計画されている松林さん。今後はクリエイティブとビジネスとのバランスを上手くとりつつ、活動を通じてたくさんの人から貰ったキラキラを二重にも三重にもしていけるように頑張りたいと目を輝かせています。

ア・コテ・ ドウ
http://acotede.com

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