パートナー・家族と協力して育児・家事に取り組む男性をご紹介します。
プロフィール
- 金重 惠介(かねしげ けいすけ)さん
- 1歳8ヶ月の女の子の父。2017年12月に次女が産まれる予定
- 子供服の会社役員として経営全般に携わっている
出勤時間・帰宅時間・お休みについて
- 出勤時間 9時
- 退勤時間 18時
- 休み 土日祝
※3月末~6月と9月中旬~12月初旬は土日も地方巡業の仕事あり。
家事・育児のパートナーとの割合について/妻・夫
- 家事 7:3 育児 7:3
パートナーの勤務形態
- 業種: 製造業
- 勤務時間:9:00~18:00
- 休日:土日祝日・年末年始・夏季休暇
夜泣きする娘に悩まされるも、親と子が成長するためと考えて乗り越える
長女が生後3ヶ月~8ヶ月くらいの頃、夜泣きが大変だったのを思い出します。妻が先に気付いて娘の対応をしますが、僕も一緒に起きて泣き止ませるように手伝うので、二人ともが寝不足で体力が奪われていき、骨が折れました。
特に、妻が本当にしんどそうだったので、最終的には、泣き止まない娘を僕が預かり、30分~1時間と揺らしながら抱っこしていましたが、両親ともにこんなしんどい思いをするなんてと、こんなにも可愛い娘が憎く思えてしまうことがあるとは正直驚きでした。
その状態が、もしもさらに半年も続いたら、自分も妻も耐えられずに倒れていたのではないでしょうか。
でも、これもきっと人生の修行なのではないかと、自分が子どもと妻と共に成長するための与えられた課題なのではないかと思ったとき、何とか乗り切ることができ、そうしているうちに娘の夜泣きも自然とおさまっていきました。
家事・育児に関わることで、家族との絆・信頼関係が生まれる
私自身一人暮らしが長かったので一通りの家事はできますが、子どもが生まれると状況が少し変化しました。
妻が妊婦のときなどは、妻より早く帰って料理をしたりすることもあったものの、娘が生まれてからは、僕の料理スピードでは遅いと通常の時間帯は常に妻が料理をするようになりました。
自分が役に立っていないことが申し訳なく、歯がゆくて悩みましたが、妻が寝た後の夜中や早朝に起きて、せめて大人の分の料理くらいは僕も作ろうと試みたことで、妻も一定の理解をしてくれたようで落ち着いた関係に戻れています。
本当は、家事や育児にもっと関わりたいと思っていますが、仕事柄、季節によっては週末に家を空けることもあるので、自分の希望ほど関われていません。
その中でも、家事・育児に関わって良かったと思うのは、やはり家族との絆・信頼関係が生まれることでしょうか。
家事は、妻との関係でバランスを保つのに必須です。
また、育児は、人生最大のプロジェクトだと思っていますし、自分が娘にできる限り関わることで、娘との関係もしっかり築けていると感じます。
我が家では、家事の分担は夫婦間であらかじめある程度決めつつ、お互いに臨機応変に対応するようにしています。常に相手への感謝を忘れず、きちんと表現することも怠ってはいけないと思っています。
育児は一緒にしますが、教育についてはより関心の強い父親が担当しています。
会社では、男性が家事・育児に時間を割くのが当たり前という空気を作る
私が経営に携わっているのは子供服の会社ですので、男性が家事・育児を積極的に行うことについて職場全体に理解があります。
しかしながら、自分も職場の雰囲気を作る立場であるため、部下たちが育児にしっかり時間を取れるよう、男性が家事・育児に時間を割くのが当たり前という空気を作り、社長に理解をしてもらうように働きかけています。
会社のみならず、社会全体がそのような雰囲気になることが理想ではないでしょうか。
世の中には、まだまだ家事や育児に取り組むことができない男性がたくさんいます。
そんな方には、家事に積極的に取り組むと夫婦関係が円満になることを伝えたいと思います。
また、育児に積極的に取り組むと、子どもがかけがえのない存在であるということをそれまで以上に感じます。
まだ1歳8ヶ月という幼い娘の育児中なので大したことは言えませんが、これほどやりがいのあることはないのではと思いながら、育児にまい進する日々を送っています。
子ども・家族とのかけがえのない時間こそ、人生を豊かにしてくれる最大の価値
僕の場合、43歳で初めての子どもができたので、子育ては人生の総決算だと思って取り組んでいます。
それくらい、子どもの存在、家族の存在は自分にとって比重の大きなものです。
人生の価値とはなんでしょうか?
自己実現、成功、お金などいろいろあるかと思いますが、僕は子ども・家族とのかけがえのない時間こそ、この人生を豊かにしてくれる最大の価値なのではないかと実感中です。
プレパパ、パパの皆さん、子育てに積極的に取り組むと新たな世界が見えてきます。皆さんの人生がより華やかに、豊かになります。ぜひ子育てを楽しんでください!