大阪市では女性が活躍できる職場環境づくりを積極的に進めている企業等を「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」として認証しています。
令和6年度「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」市長表彰中小規模企業部門の最優秀賞受賞企業である株式会社Dstyleホールディングスでは、女性の活躍推進に向けてどのような取組をされているのか、インタビューを行いました！
株式会社Dstyleホールディングスでの取組例をご紹介させていただきます。
株式会社Dstyleホールディングスでは、“ココロとカラダの美と健康と豊かさ”の真の調和を追求し続け、たくさんの出逢いを通じて社会のwell-beingを高めることを理念に、Dstyle group.一人ひとりの存在そのものが、この理念を体現するべく事業を展開されています。
①キャリアデザインの実施
各ライフステージにおいて適切なキャリアビジョンを描けるよう、社員向けにキャリアデザインを考えて貰います。社内のロールモデルを可視化することで、自分のキャリアをイメージできるようにしています。
②キャリア面談の実施
年1回のキャリア面談を通じて、社員の希望や目標を共有し、それに基づいたスキルアップや配置転換の提案を行います。また、女性管理職候補にはキャリアアッププランを提示し、次世代リーダーの育成に取り組んでいます。
③資格取得やスキルアップ支援制度の充実
自己啓発支援として、TES（繊維製品品質管理士）、QC検定、日本化粧品検定、NRサプリメントアドバイザーなどの資格取得に対する費用補助や取得後の奨励金を支給しています。また、業務時間内に学びの時間を確保することで、キャリア形成と業務の両立をサポートしています。
①社内ロールモデルの可視化および研修の実施
成功している女性管理職の動画を作成して、社内イントラでいつでも視聴できるようし、他の女性社員に「自分も管理職になれる」という意識を醸成しました。
また女性リーダー研修として下記を実施しました。
次世代の女性リーダーを育成するため、リーダーシップやマネジメントスキルやAIツールの活用を強化する研修プログラムを定期的に開催しています。このプログラムでは、ロールモデルとなる女性管理職の成功事例の共有や、自己成長を促すワークショップを実施し、自信を持って管理職にチャレンジできる環境を整備しました。
②女性社員向けキャリア面談の実施
Q１でお伝えしたキャリア形成に対する意識醸成のため、毎年1回、代表との個別のキャリア面談を行うことで、女性社員一人ひとりの目標を把握し、キャリアアップに向けたアドバイスや必要なスキル取得の支援を行っています。これにより、女性社員が管理職への意欲を高め、具体的なキャリアプランを描けるようサポートしました。
③定量目標の設定と進捗管理
女性管理職比率を47％に引き上げるという具体的な目標を設定し、定期的に進捗をモニタリングしました。目標達成に向けた進捗を社員全体に共有することで、組織としての一体感を醸成しています。次世代の育成として係長クラス、主任クラスについても約50％の体制にしています。
①柔軟な働き方の導入
在宅勤務制度: 育児や介護を抱える社員が働きやすい環境を整えるため、全社員を対象に在宅勤務制度を導入しました。これにより、通勤時間の削減や集中できる業務環境の確保が可能になりました。
時差出退勤制度: 出退勤時間を柔軟に調整できる制度を取り入れ、ライフイベントや個人の都合に応じた働き方を支援しています。
②育児・介護支援制度の充実
育児休業や介護休業の取得促進に加え、短時間勤務制度の対象を子どもが小学校1年生年度末まで拡大しました。社内研修で対象者別（管理職・一般職など）制度についての理解を進めています。
男性社員の育児休業取得を推奨し、取得率が100％に達しました。
③社内コミュニケーションの強化
部署間交流を促進する社内イベントや、社員の家族を招いたファミリーデーを開催することで、社員の生活全般を尊重する職場文化を育んでいます。
また健康経営の一環として、メンタルヘルス担当（人事部門）で定期的に面談を実施しています。
※ひとつの会社だけでなくグループ会社での女性の役員および社長の誕生など、具体的な事例を発信できるようにするため
① 2027 年までに管理職に占める女性の割合を50％まで引き上げること
グループ会社の役員・社長候補を見つけるため（ひとつの会社のキャリアだけでなく、選択肢として）
② 次世代育成：2027 年までにグループ会社の中で女性社長の誕生
グループ内の事業（美容室・フットケア・飲食・イベント事業・人材紹介など）で女性活躍推進のロールモデルをつくるため
③ 女性活躍推進企業として情報発信の継続
グループ内での事例を開示することで、他社が取組を始めるきっかけになれば良いと考えています。
