扉を開いた「一枚のチラシ」
情熱的なギターと歌、華麗なステップ。
「フラメンコこそ人生」とおっしゃるtAma.(たま)さんがフラメンコに出会ったきっかけは、なんと「一枚のチラシ」だったそうです。
ある日、たまたま見たチラシに書かれていた「フラメンコ体験会100円」という言葉。
ビビッときたというよりなんとなく気になり参加。幼い頃から“盆踊り大好きっ子”だった彼女のスイッチがONに!
こうして出会ったフラメンコがその後のtAma.(たま)さんの人生を大きく変えるきっかけになるとは!?
フラメンコは心の踊り。
精神的に落ち込んだり元気が出ない時にも大きな支えとなり、踊るほどに心が強く前向きになったといいます。
地域との接点ゼロから「二度目の運命の出会い」
今や踊り手、プロデューサー、教室主宰としてフラメンコの世界で数々の活躍をされているtAma.(たま)さんですが、以前は自分の住む地域との接点はほぼゼロ。
生まれ育った泉南と大阪市内ではご近所の付き合い方も違い、夫と暮らすマンションでも顔見知りはごくわずか。
都会の暮らしはこんなものだと思っていたそうです。
そんな日々の生活に訪れた転機は2011年の東日本大震災
被災地の光景を見て涙が溢れて止まらない日々を過ごされました。
災害を機に自分の生き方や地域社会との関わり方について深く考えるようになった彼女に訪れた、「二度目の運命の出会い」はこれまた「一枚のチラシ」でした。
「クレオ大阪中央フェスタ実行委員募集」という言葉を目にして心が動いたといいます。
自分にも何かできるかなという軽い気持ちから入った新しい世界でも、多くの人との出会いや協働を通して地域に目を向けるチャンスが増えたそうです。
その後も地域で開催される多数のイベントへの出演や参画することで、いままで“点と点”だったこれまでの活動がつながり始めたそうです。
大切なのは気持ちじゃなく「行動」!
たまさんのこれまでのストーリーを聞いていると「フラメンコを始めたい!地域とつながりたい!」という想いから始まっているわけではないことに気付きます。
しっかりとした目標やビジョンがないと何も始められないのでは?と思いがちですが、そうとは限らないのです。
ふと見たチラシからフラメンコの道に入り、また、地域の活動のきっかけをつかんだtAma.(たま)さんが、大切にしている言葉は「旅に出たい じゃなくて 旅に出る」。
「旅に出たい」は気持ち。
「旅に出る」は行動。
気持ちがあるなら行動にしないともったいない。
そのためには自分の想いを声に出し、言葉にすることで、聞いてくれた人の「頭」も使って一緒に考えてもらう。
これはtAma.(たま)さんオススメの夢の叶え方だそうです。
今年1月に女性チャレンジ応援拠点がクレオ大阪中央に開設されると聞き、tAma.(たま)さんのスイッチがまたもやONに。
拠点を活用してもらうには色々な想いを持つ人が集って楽しめる場が必要では?という想いから「おとなのぬり絵サロン」を拠点のスタッフに相談して企画。
ぬり絵をツールにみなさんの「これから始めてみたいこと」が引き出され、話が盛り上がりました。
tAma.(たま)さんが女性チャレンジ応援拠点について期待することをお聞きしました。
「都会の暮らしは快適だけどある意味孤独。自分の気持ちや想いを伝えたくても相談したり話せる人に出会うのが難しい、そんな人が集まり出会うことで刺激を受け合って自分らしい一歩を踏み出せる場所になったらいいなと思います。」
▼tAma.さんブログ