平成30年度「大阪女性活躍リーディングカンパニー市長表彰」特別賞受賞企業である株式会社システムリサーチでは、どのような制度を設けることによって女性活躍を推進しているのかご紹介します。
平成30年度「大阪市女性活躍リーディングカンパニー市長表彰」に関しては、以下の記事をご覧ください。
▼紹介記事
平成30年度「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」市長表彰 表彰式を開催しました
認証企業の中から、先進性に富む、あるいは地道な努力を続けておられる企業等を表彰しています。平成30年度は最優秀賞2社、優秀賞3社、特別賞1社の計6社が表彰されました。
株式会社システムリサーチでの取組例
「グッドジョブチャレンジキャンペーン」の実施
『「ワーク・ライフ・バランス」の実践~仕事と生活の調和』をトップメッセージとして宣言し、社員の豊かな生活と仕事の両立が可能な就業環境の実現をめざし、「グッドジョブチャレンジキャンペーン」が生まれました。
グッドジョブチャレンジキャンペーンの具体的内容
- ノー残業デーの実施強化
- 事前承認残業の徹底
- 有給休暇の取得率の向上
- 不採算プロジェクトの撲滅
それらを実現するために労務管理における責任を改めて明確化し、運用管理方法の改善を進めると同時に、社員(特にエンジニア)の業務効率改善が生産性向上になることを意識させる指導をしています。
また、主業務であるシステム開発業務においても残業発生の原因の一つであるトラブルプロジェクトの発生を抑えるため、プロジェクト管理体系の見直しを行い、当社基準でのプロジェクトリスクマネジメントを運用しています。
その結果、平均残業時間の低下にも関わらず業績向上という相乗効果がでています。
男性社員の育児休業取得や短時間勤務利用も積極的に行っています!
男女問わず、育児や介護と仕事の両立を支援する制度が当たり前のように整備された環境で働いていると思えるように、管理職が率先してその風土を作っています。実際に管理職が自ら育児休暇や短時間勤務を活用しています。
どの社員でも、どの立場でも社員が会社の制度を気兼ねなく使えることを周知することが大切と考えています。
女性活躍を後押しする取組を進める上で工夫していること
当社はIT企業であり、情報技術を用いて様々な「サービス」を考案・開発・展開しております。その為、職種による男女差はありません。仕事を割り当てる場合に、目的を明確に示し、実現性を具体的に説明するなど、誰もが仕事を進めやすくなるように細かな配慮を心掛けています。
また、今年度は新卒の女性の応募が全社的に多くなっており、これも女性活躍をアピールしてきた結果と思っています。現時点では女性の内定者の方が多い状況です。これからも多くの女子学生に魅力ある企業として関心を持っていただけたらうれしいです。
今後の取組課題や目標
女性社員には女性特有の課題や悩みを持つこともあり、男性管理職ではそれらの事象を適切にくみ取れず、精神的なケアや継続的なフォローが不十分ではないかと感じることもありますが、これからも女性社員の気持ちにできるだけ寄り添える取組を展開していきたいと思っています。
例えば、今年度より、ダイバーシティ管理者研修として管理職の女性社員に対する理解度をあげる活動や、女性社員自ら自身のキャリアを考える女性キャリア研修を実施すべく計画しています。
女性が働きやすく、管理職をめざせる環境を整備することで全社員にとっても働きやすく魅力ある会社になると考えています。
企業の皆様へ
大阪市には、結婚・出産など置かれる環境が変わっても働き続けたいと考える女性が多く暮らしています。そういった女性が活躍できる環境を整えることで、これまで培ってきた知識や技術を経営や企業の活動に活かすことが可能となります。
これからの少子高齢化社会における経済の活性化には、女性の活躍促進が不可欠です。
大阪市では女性の活躍促進に向け社会全体で取り組んでいくことをめざし、「意欲のある女性が活躍し続けられる組織づくり」「仕事と生活の両立(ワーク・ライフ・バランス)支援」「男性の育児や家事、地域活動への参画支援」について積極的に推進する企業等を、一定の基準に則り認証し、当該企業等が社会的に認知されることでその取組みが広く普及することを目的として、「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証事業を実施しています。多くの企業等の申請をお待ちしております。
申請方法は、▼こちらをご確認ください。
大阪市ホームページ「『大阪市女性活躍リーディングカンパニー』認証への申請」