玄 千賀さん
(こどもとおとなのココロ支援室 室長、保育教諭、産業カウンセラー)
親と子の支援を続けて
玄さんは保育現場での経験を活かし、保育士や幼稚園教諭を養成する専門学校で、7年にわたり講師を務めています。保育士として働いていた頃から「子どもだけではなく、親子双方の育ちと心をサポートしたい」と感じていましたが、2018年に女性チャレンジ応援拠点を訪れたことをきっかけに活動を始める自信を得て、専門学校での講師活動をスタートさせました。その後も節目ごとに“拠点”に足を運び、活動の報告や今後の相談を重ねています。
前回の取材は6年前の2020年でした。(詳しくはⅤol.21をご覧ください。)それからさらに活躍の場を広げる玄さんに、活動を続けるコツや今後の目標についてお話を伺いました。
“対話”で一人ひとりに向き合いたい
玄さんは、専門学校で働き多くの学生と関わる中で、一方的に教えるのではなく、対話を通じて、相手の思いや考えを引き出すことの大切さを知ったと話します。学生一人ひとりの良いところを見つけ、その良さを引き出すことが成長につながると考え、日々真摯に向き合っています。また近年は、自治体から子育て活動支援者向けの講演を依頼されるなど、活動の幅も広がっています。
もともとは保育士として子どもや親子を支援してきましたが、教職員や子育て支援者など、子どもに関わる周囲の大人を含め、より幅広くさまざまな人と関わっていきたいと思うようになりました。これからは講師活動だけでなく、少人数と深く関わることで、対話を通じて人の抱える悩みに寄り添い、その人らしく生きていけるようなお手伝いにもチャレンジしたいとのこと。親子の支援という原点を大切にしながら、自分自身にできることを模索しながら歩みを進めています。
“拠点”を活用してステップアップ!
初めて女性チャレンジ応援拠点を訪れてから8年、玄さんは活動の節目ごとに”拠点”を活用してきました。コーディネーターやほかの利用者との交流の中で、自分にはなかった視点に気づくことができると話してくれました。また、普段は一人で活動していても、拠点に来ることで「一緒に頑張っている仲間がいる」と感じることができ、活動の励みになるとのこと。拠点に来るたびに次の目標や課題といった“宿題”を設定できるため、それに取り組むことで次のステップに進むことができ、自身の成長につながっていると実感しているそうです。
保育教諭の資格に加え、玄さんは2年前、産業カウンセラーの資格を取得しました。女性チャレンジ応援拠点コーディネーターから資格の話を聞き、興味を持ったことがきっかけでした。これまでは講師活動をしていても「自分が話していいのだろうか…」という不安があり、自信を持てないこともあったそうですが、資格を取得したことで自身の言葉に説得力が増し、「話していいんだ!」という自信につながったそう。依頼先からも安心して任されることが増えたと、笑顔で話してくれました。
「継続は力なり」
活動を続けていくために意識していることを伺うと、「まずは努力し続けること」と力強く話してくれました。そのために、毎日欠かさず行っているのが、「やることリスト」を作り、実現させたいことに向けての準備の時間を意識的に作ることです。成長した自分の姿を想像し、やるべきことを書き出して可視化することを大切にしているそうです。
まっすぐにたゆまぬ努力を続ける玄さんですが、一貫して持っているのは、「一人ひとりが自分らしく生きられるようなお手伝いをしたい」という想いです。自分の軸をしっかり持つことが、行動や結果につながるといいます。また、女性チャレンジ応援拠点のスタッフをはじめ、見守って一緒に喜んでくれる人がいるから頑張れると話してくれました。
まさに「継続は力なり」。初心を忘れず、ひたむきに目標に向かって努力し続ける玄さんからたくさんのパワーをもらったインタビューとなりました。



