「自身の葛藤からのスタート。地域の子育てママを支援したい!」チャレンジの先輩に聞く! 活動を始めるヒント Vol.31

チャレンジ先輩

「自身の葛藤からのスタート。地域の子育てママを支援したい!」チャレンジの先輩に聞く! 活動を始めるヒント Vol.31

笠井あゆみ さん(一般社団法人 あおぞら湯 代表)

「お風呂屋さん」のようなあたたかく安心できる居場所

一般社団法人「あおぞら湯」が運営している、大阪市北区の子育て支援施設つどいの広場「ぐぅぐぅ」は、就園前の親子の居場所として、絵本を読んだり、時には悩みを相談したり、昔ながらのお風呂屋さんのようにのんびりできる憩いの場です。

コロナ禍の現在も、できるだけ親子が気軽に利用できるよう、譲り合いの精神で予約なしで参加できるように運営しています。

ママと赤ちゃんが一緒に参加できるピラティスやベビー服のリサイクル、防災講座など、多様なテーマでのイベントもあります。

「あおぞら湯」代表の笠井さんは、ご自身の子育てで不安や葛藤を抱えていたことをきっかけに、気の合う仲間と子育てサークルを立ち上げたことから、活動をスタートされました。

保育士の経験や心理カウンセラーの資格を活かして、北区中津の福祉会館を拠点にイベントや講座を続け好評になりました。しかし、個人的な活動によって継続的に子育てを支援することの難しさを強く感じるようになった笠井さんは、偶然発見した大阪市地域子育て支援拠点(つどいの広場)事業の公募に応募され、平成28年春に「中津つどいの広場ぐぅぐぅ」を開設されました。

2年後には、団体を法人化し、同じ北区内の豊崎に2カ所目の「ぐぅぐぅ」をオープンさせ活動を広げていらっしゃいます。

地域とつながる子育て支援

区内2つの広場はどちらも福祉会館に隣接しています。地域活動の拠点である「地域活動協議会」に近い所で開設しようと決めていたという笠井さん。子どもが成長し、つどいの広場を利用しなくなっても地域とつながっていくことを大切に考えているからです。

「ぐぅぐぅ」を利用している親子が福祉会館のイベントに参加したり、近所の人がリサイクルのベビー服をお孫さんのために買って帰られたりと、世代を超えた交流も生まれています。

「都心に近くマンションの多い地域では、孤独になりがちなママも多いはず。地域には子育てを見守ってくれるたくさんの力があり、子育て世代が自主的に地域と関わりやすくすることが大切」とおっしゃいます。

また「あおぞら防災ママ認定講座」等の防災への取り組みも、地域や行政との連携を大切に考える活動のひとつ。北区が作成した「大阪ジシン本」(写真)をベースにし、防災食の試食や、簡易トイレを作るなど、忙しい子育て世代にも防災を自分事として興味が持てるよう工夫を凝らしています。

クレオ大阪子育て館や地域団体からの希望で、防災の体験型講座を開くなど、連携の輪を広げています。

才能豊かな仲間に支えられて

「あおぞら湯」には、得意なイラストで似顔絵を描いたり、SNSで情報を発信したりと個性豊かな才能を持ったママスタッフがたくさんいます。

「スタッフは私が出したアイデアを形にしてくれる力強い存在。そんなスタッフが楽しく力を発揮して輝ける場を作ることも私の役目」と笠井さんはおっしゃいます。

スタッフのみなさんは、現在子育て中や他の活動をしている人も多いので、仕事をうまくシェアできるよう調整し、負担が大きくならない工夫もされています。そして、お互いに意見が言い合える雰囲気も大切にしていらっしゃいます。

自身の子育てと並行した活動は、スタート時点からキャパオーバーだったそうですが、だからこそ自分事として必要な支援が考えられたと振り返っておられます。子育て支援する側であり支援される側だったことも強みになったそうです。


これから何かにチャレンジしようと思っている女性へのメッセージをうかがうと、「自分の心身が満たされていなければ、他の人に向きあうこともなかなか出来ないので、まずは自分自身を大切にしてください」とのこと。

ご自身の子育てのご苦労と並行して活動を広げてこられた笠井さんならではのコメントをいただきました。

一般社団法人 あおぞら湯
http://aozorayu.com/

 

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