両立支援講座「イクメン・イクボス交流会」を開催しました

イクメンイクボス交流会

大阪市では、女性の登用や女性が働きやすい職場づくりに積極的に取り組んでいる企業等を「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証事業として認証しPRするなど、企業における女性活躍の取組支援を進めています。

その一環として、令和2年2月19日(水曜日)に「女性活躍推進フォーラム~誰もがイキイキ働く社会へ~」を開催し、分科会として両立支援講座「ワーキングマザー講座&交流会」を開催しました。
※「女性活躍推進フォーラム~誰もがイキイキ働く社会へ~」の内容については、下記リンクからご覧ください。

女性活躍フォーラム

「女性活躍推進フォーラム~誰もがイキイキ働く社会へ~」を開催しました

2020-03-26

 

両立支援講座「イクメン・イクボス交流会」の様子

講座には、企業等でお勤めの方々16名が参加されました。

前半は、「イクメン・イクボス取組発表」として、厚生労働省「イクメンアワード」受賞企業から、企業の取組事例や、育休取得実績のある男性社員の体験などの紹介があり、後半は、前半の取組発表企業の発表者も含め、グループごとに参加者交流を行い、「イクメン・イクボスあるある」を川柳にまとめ「イクメン・イクボスかるた」を作成しました。

 

日本生命保険相互会社~男性育休100%取得推進の取組~

日本生命保険相互会社では、女性が長く働くための両立支援を充実させるため、2008年に「輝き推進室」が設置されて以降、女性の活躍領域拡大、ワーク・ライフ・バランスの理解促進、男性・管理職の意識・行動改革の取組が進められ、2017年にはダイバーシティ推進方針が掲げられたことの紹介がありました。

また、2013年から進められている「男性育休100%取得推進」の取組について、「経営トップのコミットメント」として「100%を実現することが風土を変える」といった目的を明確化し、「管理職の意識・行動」として職場におけるサポート体制を構築するとともに、「イクメンハンドブック」や「体験談」等を通じて本人の意識を変えるといった、三位一体の取組が紹介されました。

男性育休の効果として、「家事、育児に積極的に関わろうと思った」「早く帰宅できるよう業務効率を改善するようになった」「部下のライフを尊重したマネジメントが、組織強化につながることに気づいた」など、「家庭」「職場」「管理職」それぞれの場での効果について紹介がありました。

また、育休体験談では、「長女(1人め)の育休」「長男(2人め)の育休」について、取得の経緯や取得したときの様子について紹介があり、育休の経験を経て、「楽しい時間もあるが、基本的に大変」「土日に出かけるだけ、遊んであげるだけでは育児をしている気分になっているだけで不十分」「夫婦で楽しいことも大変なことも共有し同じ感覚を持つことが重要」との感想をお話しされました。

 

田辺三菱製薬株式会社~イクボス・イクメンの取り組みについて~

田辺三菱製薬株式会社では、ダイバーシティ推進の取組として、イクボス×働き方改革、男性の育児参画×女性活躍をそれぞれ両輪で実施しており、様々な取組が進められていることについて紹介がありました。

イクボス×働き方改革の取組では、机上に設置することができる「イクボス・有休三角札(イクボス宣言、有給休暇完全取得をめざしたイラストが掲載されたもの)」を全管理職に配付したり、管理職が「ダイバーシティマネジメント」を実践するために「イクボス検定」を実施していることなどについて紹介がありました。
男性の育児参画×女性活躍の取組では、「イクメン」をテーマにした経営層とのランチョンミーティングの開催や、「テレワーク制度」「コアなしフレックス制度」などの柔軟な働き方の制度導入などについて紹介がありました。

他にも、営業車にチャイルドシートを設置し、保育園や学童保育送迎に営業車を利用することを可能にした取組や、育休中、時短勤務中でもキャリアを滞らせない仕組みづくりについて紹介がありました。

 

大和ハウス工業株式会社~当社の制度と3人の子育て体験談~

大和ハウス工業株式会社からは、女性が少なかった営業・工事部門への女性社員の積極的な配属とその育成、事務系で入社した女性社員の職域開発と機会付与などの「女性活躍推進の取組」、子ども一人出産につき100万円が支給される「次世代育成一時金制度」や、育児休業の当初5日間を有給休暇とし、男性社員の取得を促進させる「ハローパパ・ハローママ制度」の紹介がありました。

また、体験談では、在宅勤務制度の活用や、業務の効率化により仕事と家事・育児の両立を果たしてきた経緯や状況について紹介がありました。そうした経験の中で、「男性がやれば褒められるが女性は当たり前」といった現状に疑問を感じるとともに、これまで残業前提で仕事をしていたことに気づき、残業ができない状況でどうやって効率よく成果を出すかなど、育児・家事、仕事への考え方に変化が生まれたそうです。

交流会では、参加者それぞれが今回の講座に参加した理由や、自身の育児経験有無などについて紹介しました。また、「イクメン・イクボスあるある」を出し合い、川柳にまとめ、グループごとに発表を行いました。

イクメンイクボス交流会

参加いただいた方からは、「他社の制度、課題を共有することができた」「自分の知らない体験談を知ることができた」「他社の方とのつながりができた」などの感想をいただきました。

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