大阪市では、女性の登用や女性が働きやすい職場づくりに積極的に取り組んでいる企業等を「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証事業として認証しPRするなど、企業における女性活躍の取組支援を進めています。
その一環として、令和2年2月19日(水曜日)に「女性活躍推進フォーラム~誰もがイキイキ働く社会へ~」(※)を開催し、分科会として両立支援講座「アンコンシャス・バイアス」を開催しました。
※「女性活躍推進フォーラム~誰もがイキイキ働く社会へ~」の内容については、下記リンクからご覧ください。
両立支援講座「アンコンシャス・バイアス」の様子
講座には、企業等でお勤めの方々35名が参加されました。
講師は、社外メンターによる個別支援型プログラムを提供されているNPO法人アーチ・キャリア理事 瀧井 智美 様です。
令和元年10月17日(木曜日)に開催した両立支援講座「私にもある?アンコンシャス・バイアス~『無意識の偏見』」(※)が好評でしたので、同様のテーマを今回の分科会でも実施しました。
※内容については、下記リンクからご覧ください。
今回は、「アンコンシャス・バイアスとは何か」、「事例で考える職場のアンコンシャス・バイアス」、「アンコンシャス・バイアスをコントロールするためのヒント」について、ケーススタディやグループワークを交えて学び、企業での先進的な取組事例の紹介がありました。
アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)とは、自分自身が気づいていないものの見方や捉え方のゆがみ・偏りのことで、アンコンシャス・バイアスを引き起こす要因としては、「自己正当化・自己防衛」「習慣・慣習」「経験などから誘発される感情」などが考えられ、アンコンシャス・バイアスを緩和するために必要なこととして、「「無意識」に意識を向け、自覚的になる」「ものごとのとらえ方・解釈・引き起こされる感情は、人によってさまざまである」「アンコンシャス・バイアスを感じたら、すぐに修正する」ことなどが挙げられました。
取組事例の紹介では、事例A社の取組として、「社長が率先してダイバーシティを推進し、経営戦略として「多様性推進」を明示」「多様性推進に向けて、全社員参加型の委員会とプロジェクトを毎年結成」などについて紹介があり、事例B社の取組として、「学歴、年齢、国籍に関係なく人材を採用する方針」「理念を重視した人材育成」「全多様なライフスタイルを支援する制度」などについて紹介がありました。
参加いただいた方からは、「自分自身にもバイアスが多くあることに気づくことができました」「先入観、偏見をコントロールするきっかけになりました」「どのように対処するのかということが学べてよかったです」「グループワークでの他の参加者の意見が参考になった」などの感想をいただきました。